日焼け止めの選び方
コラム No.109 2010年発行
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夏は日照時間が増え、紫外線を浴びる事が多くなる季節です。 日焼け止めは、どのくらい日光を浴びるかによって選びます。洗濯物を干したり買い物をしたりと、日常生活をする上ではそれほど強くない日焼け止めで十分です。日焼け止めの強さは効果表示(SPF、PA)で確認することができます。 皮膚に影響を及ぼす紫外線(UV)には、UV-AとUV-Bがあります。UV-Aは皮膚の深くに作用してシワの原因となる紫外線で、UV-Bは皮膚の表面に作用して日焼け、シミなどの原因となる紫外線です。 PAとはUV-Aに対する防御効果を表します。+から+++の3段階があり、+が多くなるほどUV-Aを防ぐ効果が高くなります。 一方SPFはUV-Bに対する防御効果を表しています。数値が大きいほど、防御できる時間が長くなります。 「SPF30」の物で、およそ10時間UV-Bを遮断することができます。 ![]() 日焼け止めはいったん塗っても、そのあと手や衣類に触れたり、汗をかいたりすることで落ちてしまいます。落ちたと思ったときにすぐに重ね塗りするか、2~3時間おきに塗り直しましょう。 この夏は日焼け止めをうまく使って、シミやシワを予防し、お肌の健康を守りましょう! |
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薬剤師 佐藤 圭
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