自宅で血圧計を使ってみましょう
コラム No.114 2011年5月発行
そろそろ風も心地よくなってきました。この時期になると外出も多くなりますね。日頃の血圧は、大丈夫でしょうか?今回は、自宅での血圧の測り方について、紹介したいと思います。
自宅で測る血圧は、家庭血圧と呼ばれています。血圧は、環境、時間、精神状態などで影響を受けますので、病院と自宅で血圧が異なる場合も少なくありません。
高血圧は、自覚症状がない事が多いため放置されやすく、知らないうちに脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞といった大病を引き起こします。別名「サイレントキラー」(沈黙の殺し屋)と呼ばれるのもそのためです。ですから、まずは自分の血圧を知ることが大切です。出来れば決まった時間に家庭血圧を測定し、血圧手帳などに記録しておきましょう。記録があれば、診察の時とても役に立ちます。また、ご自身の健康状態を客観的に知るためにもいいですね。
では、自宅での血圧はどのように測るのが良いのでしょうか? 1日2回朝・晩の測定が良いと言われています。家庭血圧は朝の場合は、起床後1時間以内、服薬前の安静時。晩の場合は就床前の安静時に測定します。
家庭での測定では、左右どちらでも構いません。どちらか片方の腕に決めて測定することが勧められています。
家庭用血圧計には、上腕、手首、指で測るタイプがあります。上腕で測るタイプは測り方による誤差が少なく安定した数値が得られるため家庭血圧の測定には勧められています。
皆さん、今日の血圧はどうでしたか?
日々、ご自身の健康状態を確認し、春の訪れたこの時期を満喫しましょう。
自宅で測る血圧は、家庭血圧と呼ばれています。血圧は、環境、時間、精神状態などで影響を受けますので、病院と自宅で血圧が異なる場合も少なくありません。
高血圧は、自覚症状がない事が多いため放置されやすく、知らないうちに脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞といった大病を引き起こします。別名「サイレントキラー」(沈黙の殺し屋)と呼ばれるのもそのためです。ですから、まずは自分の血圧を知ることが大切です。出来れば決まった時間に家庭血圧を測定し、血圧手帳などに記録しておきましょう。記録があれば、診察の時とても役に立ちます。また、ご自身の健康状態を客観的に知るためにもいいですね。
では、自宅での血圧はどのように測るのが良いのでしょうか? 1日2回朝・晩の測定が良いと言われています。家庭血圧は朝の場合は、起床後1時間以内、服薬前の安静時。晩の場合は就床前の安静時に測定します。
家庭での測定では、左右どちらでも構いません。どちらか片方の腕に決めて測定することが勧められています。
家庭用血圧計には、上腕、手首、指で測るタイプがあります。上腕で測るタイプは測り方による誤差が少なく安定した数値が得られるため家庭血圧の測定には勧められています。
皆さん、今日の血圧はどうでしたか?
日々、ご自身の健康状態を確認し、春の訪れたこの時期を満喫しましょう。

薬剤師 五十嵐 栄一