新年のご挨拶

コラム No.148 2017年1月発行

にわとりのイラスト

新年明けましておめでとうございます。
日頃よりひまわり薬局9店舗と福祉用具事業所ライフサポートひまわりをご利用いただきありがとうございます。本年も安全・安心の医療と介護を引き続きご提供できるよう、職員一同努力してまいります。


昨年7月の参議院選挙は、安倍自公政権対野党共闘のたたかいとなりました。32の1人区のうち11選挙区で戦争法廃止を掲げた野党共闘の候補者が勝利しました。これは安倍政権が推し進める社会保障の改悪、戦争する国づくり、格差を生み出す経済政策の歯止めとして、多くの国民が期待した結果であると言えます。しかしながら3分の2の議席を確保した安倍政権は、平和と民主主義、社会保障や暮らしを壊す暴走政治のスピードをいっそう加速しようとしています。南スーダンPKOに関しては、自衛隊に任務遂行に必要な武器使用が認められる「駆けつけ警護」を閣議決定しました。交戦する可能性があり、憲法が禁じる「海外での武力行使」につながる危険があります。

 

TPPに関しても、TPP承認案と関連法案を強行採決しました。社会保障の分野では4年後に1兆円も年金支給が削られる「年金カット」法案をはじめ、75歳以上の医療費の引き上げや介護の利用者負担の引き上げ等も打ち出してきています。
ただ安倍政権にとって誤算だったのは、アメリカの次期大統領にTPP脱退を明言していたトランプ氏が当選した事です。トランプ氏との関係を構築するため、安倍首相は躍起となっています。今後、日本とアメリカの関係が変化していく可能性があるため、安倍政権の動きを注視していく必要があると思います。

私たちは、このような国民不在の暴走政治に立ち向かい、医療・介護制度の改悪、社会保障の切り捨てを断固許さない運動を広め、平和を守り、誰もが安心して住み続けられるまちづくりを皆様と一緒に進めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

菊水ひまわり薬局(事務長 佐藤 浩二)