新年明けましておめでとうございます
コラム No.76 2005年発行
日頃から各薬局、施設をご利用いただき有り難うございます。また、ご支援下さっている患者さんや地域の皆様に感謝申し上げます。
健康保険本人3割負担が導入され、まもなく2年になろうとしています。また、昨年10月からは道単独事業であった医療費助成制度も後退し、医療費負担が増大しています。長引く不況で国民生活が困難を極めている中、「お金の切れ目が命の切れ目」という状況が拡大しないか危惧されます。
今年、介護保険制度の見直しがされますが、その内容は保険料の値上げや保険料徴収年齢の拡大等であり、ますます「保険あって介護なし」と言われる深刻な状況になることが懸念されます。
一方、昨年7月から経済界の要求を受けた医薬品の規制緩和が行われ、一部の医薬品が医薬部外品としてコンビニなど一般小売店で販売が可能となりました。今後、更にその品目数を増やす動きがあります。私たちは安全性がないがしろにされる医薬品の規制緩和には断固反対です。
政府による「構造改革」は医療・介護、社会保障に「自己責任論」を持ち込む方向性を示していますが、私たちは「いつでも、どこでも、だれでも」が安心して良い医療・介護を受けられる、そうした社会保障制度改善の運動を、皆様と一緒に進めていきたいと考えています。
今後も地域に根ざした信頼される、かかりつけ薬局として患者さんと共に歩んで参りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
伏古ひまわり薬局 薬局長 鶴山 辰
健康保険本人3割負担が導入され、まもなく2年になろうとしています。また、昨年10月からは道単独事業であった医療費助成制度も後退し、医療費負担が増大しています。長引く不況で国民生活が困難を極めている中、「お金の切れ目が命の切れ目」という状況が拡大しないか危惧されます。
今年、介護保険制度の見直しがされますが、その内容は保険料の値上げや保険料徴収年齢の拡大等であり、ますます「保険あって介護なし」と言われる深刻な状況になることが懸念されます。
一方、昨年7月から経済界の要求を受けた医薬品の規制緩和が行われ、一部の医薬品が医薬部外品としてコンビニなど一般小売店で販売が可能となりました。今後、更にその品目数を増やす動きがあります。私たちは安全性がないがしろにされる医薬品の規制緩和には断固反対です。
政府による「構造改革」は医療・介護、社会保障に「自己責任論」を持ち込む方向性を示していますが、私たちは「いつでも、どこでも、だれでも」が安心して良い医療・介護を受けられる、そうした社会保障制度改善の運動を、皆様と一緒に進めていきたいと考えています。
今後も地域に根ざした信頼される、かかりつけ薬局として患者さんと共に歩んで参りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
伏古ひまわり薬局 薬局長 鶴山 辰