紫外線対策
コラム No.79 2005年発行
紫外線は、骨を作るために必要なビタミンDを体内で作る手助けをしたり、洗濯物や布団を日干しする際には殺菌効果も発揮します。ところがこのように生活に必要な紫外線も、浴びすぎるとかえって有害になってしまいます。急性症状には、肌が赤くなったり少し時間を置いてから黒くなる日焼けがあります。慢性症状には、シミ、しわといった皮膚の老化や皮膚がんがあり、眼病の原因にもなります。紫外線と上手に付き合っていくためには、以下のポイントをおさえておきましょう。
①薄い雲では紫外線の80%以上が透過する。
②新雪で80%、コンクリートで10%、水面で10~20%の紫外線が反射される。
③屋内でも屋外の10%は紫外線を浴びる。
④一日のうちでは正午頃、時期では6~8月にかけて紫外線が強い。
予防策には、まずしっかりした生地の衣服を着る事。網目がしっかりしているほど、また濃い色調のものほど紫外線を透しにくく、木綿やポリエステルが適しています。日傘や帽子は直射日光をさえぎるので、非常に効果的です。眼の保護のためにサングラスを使う場合、紫外線は正面からだけでなく横からも入ってくるため、顔に合ったもので、紫外線カットを表示している物を選ぶことが大切です。日陰にいるときも紫外線を浴びてしまうことを忘れずに。日焼け止めクリームを使う場合、日本人ではSPF(紫外線防止指数)15程度が日常生活で効果を得るにはおすすめですが、目的やお肌によって使い分けるのがいいでしょう。
このようにちょっとした注意で、この夏お肌も健康的に過ごせたらいいですね。
薬剤師 住吉 加奈子
①薄い雲では紫外線の80%以上が透過する。
②新雪で80%、コンクリートで10%、水面で10~20%の紫外線が反射される。
③屋内でも屋外の10%は紫外線を浴びる。
④一日のうちでは正午頃、時期では6~8月にかけて紫外線が強い。
予防策には、まずしっかりした生地の衣服を着る事。網目がしっかりしているほど、また濃い色調のものほど紫外線を透しにくく、木綿やポリエステルが適しています。日傘や帽子は直射日光をさえぎるので、非常に効果的です。眼の保護のためにサングラスを使う場合、紫外線は正面からだけでなく横からも入ってくるため、顔に合ったもので、紫外線カットを表示している物を選ぶことが大切です。日陰にいるときも紫外線を浴びてしまうことを忘れずに。日焼け止めクリームを使う場合、日本人ではSPF(紫外線防止指数)15程度が日常生活で効果を得るにはおすすめですが、目的やお肌によって使い分けるのがいいでしょう。
このようにちょっとした注意で、この夏お肌も健康的に過ごせたらいいですね。
薬剤師 住吉 加奈子