命の最大の敵は戦争 ご一緒に平和の取り組みを!
コラム No.91 2007年発行
私たちの薬局は、全日本民主医療機関連合会(民医連)に加盟しています。民医連の目標・目的を定めた綱領は、「人類の生命と健康を破壊する戦争政策に反対する」ことを掲げています。命の最大の敵は、人を殺しあう戦争であり、平和こそ最大の福祉だ、と考えているからです。
日本が引き起こした太平洋戦争では、日本国民310万人と、アジア・太平洋地域で2000万人以上の方々が亡くなりました。残念ながら、その後も戦火がやむことはなく、世界では現在も約2割の人々が、空爆・襲撃や地雷、武装集団による残虐な振る舞いに、命を脅かされています。貧富の差も広がり、約12億人が、1日1ドル以下で生活し、満足に栄養を取ることが出来ません。いずれも子どもたちが最大の犠牲者です。
一方、日本は戦争への反省の上に、戦争放棄(9条1項)と戦力の不保持・交戦権の禁止(9条2項)をうたった憲法のもとで、戦後60年以上、外国に出向いて人を殺すことはありませんでした。イラクに派兵された自衛隊は、世界中で紛争を引き起こしている米軍の下請けに従事していますが、“人道支援・復興支援”とされ、自ら武器を使うことは出来ません。
ところが、“戦争の本当の怖さを知らない”といわれる戦後世代の安倍首相は、任期中に憲法を変えることを公言しています。その一番の狙いは憲法9条です。9条2項を取り払うことで、徴兵制も視野に、日本をアメリカとともに海外で戦争のできる国にしようとしているのです。
命と健康を守る仕事に従事する私たちは、日本が再び戦争への道を歩もうとしていることを、黙って見過ごすわけにはいきません。職場に憲法を守る「九条の会」を作り、全国6千の「九条の会」とともに運動をすすめています。改憲への道の是非も問う7月の参議院選挙や、8月の原水爆禁止世界大会にも、 皆様とともに取り組んでいきたいと考えています。
西区ひまわり薬局 事務長 前川 孝一
日本が引き起こした太平洋戦争では、日本国民310万人と、アジア・太平洋地域で2000万人以上の方々が亡くなりました。残念ながら、その後も戦火がやむことはなく、世界では現在も約2割の人々が、空爆・襲撃や地雷、武装集団による残虐な振る舞いに、命を脅かされています。貧富の差も広がり、約12億人が、1日1ドル以下で生活し、満足に栄養を取ることが出来ません。いずれも子どもたちが最大の犠牲者です。
一方、日本は戦争への反省の上に、戦争放棄(9条1項)と戦力の不保持・交戦権の禁止(9条2項)をうたった憲法のもとで、戦後60年以上、外国に出向いて人を殺すことはありませんでした。イラクに派兵された自衛隊は、世界中で紛争を引き起こしている米軍の下請けに従事していますが、“人道支援・復興支援”とされ、自ら武器を使うことは出来ません。
ところが、“戦争の本当の怖さを知らない”といわれる戦後世代の安倍首相は、任期中に憲法を変えることを公言しています。その一番の狙いは憲法9条です。9条2項を取り払うことで、徴兵制も視野に、日本をアメリカとともに海外で戦争のできる国にしようとしているのです。
命と健康を守る仕事に従事する私たちは、日本が再び戦争への道を歩もうとしていることを、黙って見過ごすわけにはいきません。職場に憲法を守る「九条の会」を作り、全国6千の「九条の会」とともに運動をすすめています。改憲への道の是非も問う7月の参議院選挙や、8月の原水爆禁止世界大会にも、 皆様とともに取り組んでいきたいと考えています。
西区ひまわり薬局 事務長 前川 孝一