ラベンダー コラム No.96 2008年発行 ■ラベンダー 北海道もようやく暖かくなってきて、これから各家庭の庭、歩道脇の花壇などで色々なお花を楽しむことができますね。北海道の花畑というと一面紫色の絨毯のように見えるラベンダー畑を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 皆さんご存知のように富良野のラベンダーはとても有名ですが、日本のラベンダー栽培発祥の地は札幌市南区南沢地区だそうです。そこには「ラベンダー発祥の地」の碑もあります。原産国はフランス。その特有の香りから、古代ギリシャ・ローマ人はこれを湯船に入れ入浴したそうです。そして、ラベンダーという名もラテン語の「ラバーレ(入浴する)」に由来します。ラベンダーは花や香りを楽しむだけでなく、他にも虫除けの効果、鎮静作用があり、昔は頭痛薬としても用いられていたようです。現在でもドライフラワー、ポプリ、ハーブティー、蒸留液から作る香水など様々な加工品がありますね。 北海道での見頃は少し先になりますが6月下旬から8月上旬で、札幌市内でも楽しめるところがあります。これからの美しい花の季節、ラベンダー観賞に出掛けてみてはいかがでしょうか。 薬剤師 工藤 祐子 ひまわり通信一覧に戻る