家庭で血圧を測りましょう。

特集 No.136 2015年2月発行

血圧とは「血液が血管の中を流れる時に血管にかかる圧力」のことで、一定の圧を維持するのが大切です。 そのバランスがくずれ高すぎると血管に影響を及ぼして、心疾患・腎疾患・脳血管障害などの色々な病気をもたらし、低すぎるとふらつきや立ちくらみを起こして体調を崩します。

高血圧治療におけるガイドラインは日本人の疾病傾向にあわせて管理するため5年毎に改定され、2014年4月に新しい診断基準が公表されました。
  
その中で、「家庭血圧と診察時血圧の間に差がある場合、家庭血圧を優先する」といった一文が加えられ、高血圧治療において家庭血圧がこれまで以上に重視されることになりました。
 
血圧計が多くの家庭に普及し、1ヶ月に1度の医療機関での測定よりも家庭では毎日同じ時間に測定できるため、より正確な情報となります。また、家庭のほうがリラックスして測定できます。 
今回は家庭血圧の測定方法などを紹介したいと思います。

診察血圧と家庭血圧の目標値について

血圧手帳のイラスト

※糖尿病・脳血管疾患などの合併症のある人では、目標値は違ってきます。

 測定した結果は、測定した時間、脈拍数と共に全て記録しましょう。

※血圧を記入する血圧手帳をご希望の方は各薬局までご相談ください。



測定している人のイラスト

血圧の値をみて一喜一憂される方もいますが、血圧は変動するものです。1回の測定値で不安にならなくても大丈夫です。
また家庭血圧が低いからといって、自己判断で治療を止めないでください。
日頃の健康管理として、家庭での血圧測定を習慣にしてみてはいかがですか?

 

血圧が高くならないようにするために、生活習慣で心がける事はありますか?

まず、できるだけ塩分を減らしましょう。食塩摂取は1日6g未満を心がけてください。

次に体重減量。今回のガイドラインは、適正体重を超えている方の4kg減量も推奨されています。
4kgやせると5mmHgぐらい血圧が下がるといわれています。1kgでも2kgでも減量すればそれだけでも血圧が下がる方はいます。
一時的にやせるのではなく適正体重を維持することが大切です。
あとはバランスの良い食事を摂り、お酒は控えて、タバコは止めましょう。

(薬剤師 橋向 李奈)