点眼液について

特集 No.143 2016年5月発行

点眼液は一般的に目薬と呼ばれる薬です。目の病気の治療や目の疲れ・痒みなどを和らげるために直接目に使用する液剤を指します。今回は点眼液の使用方法や注意点について紹介します。


点眼液の使用方法


1.点眼する前に確認するポイント

  • 点眼液と別のものを取り違えていませんか?(水虫薬や点耳薬、コンタクトレンズ洗浄剤など)
  • ご自分の薬ですか?(1つの目薬を共用すると、細菌感染の原因になることも)
  • 薬品名は間違っていませんか?(複数の薬を点眼している場合は特に注意)
  • 使用期限は過ぎていませんか?(開封後は1ヶ月以内に使用しましょう)
  • 浮遊物や、普段と違った濁りはありませんか?(未開封なのに不自然な濁り、変色がある場合は薬局にお問合せください)
  • コンタクトレンズを着けていますか?(レンズの上から点眼できる薬と、できない薬があります。医師・薬剤師に確認しておきましょう)

2.点眼方法

  • まず最初に、手を綺麗に洗いましょう。
  • 下まぶたを指で下に引き、顔を上げ、上を見るようにします。もう片方の手で目薬を持ち、目の上に持ってきて、目に触れないように点眼します。容器の先が目やまつげなどに触れると、目を傷つけたり、薬液が汚染されることがあるので注意してください。
  • 点眼直後はまばたきを繰り返さず、できれば1分ほど目を閉じ目がしらを軽く押さえましょう。薬液が目に長くとどまるため、効果の低下や苦味が出るのを抑えられます。
  • 目からあふれた薬液は、清潔なガーゼやティッシュを使い、こすらず押さえるようにして拭き取りましょう。薬液が皮膚についたまま放置するとかぶれる場合があります。
  • 2種類以上の点眼液を使用する場合は、3~5分の間隔を開けて使用しましょう。間隔を開けずに点眼すると、先に入れた点眼液の効果が下がる場合があります。医師・薬剤師から点眼間隔について別途指導がある場合は、指示を守って点眼してください。

点眼液の保管方法

 

1回の点眼量は何滴が適切ですか?

点眼液の1滴はまぶたの中に保持できる液量の2倍ほどあるので、1滴入れるだけでも一部は目の外にあふれたり、鼻に抜けていきます。確実に点眼できれば片眼1滴ずつで十分です。

菊水ひまわり薬局(薬剤師 井上  祐樹)