不整脈を知る
「動悸」や「脈をとってみたら飛んでいた」など不整脈に気付いて不安になったことはありませんか? 不整脈はなぜ起きるのか…その仕組みを正しく理解することで、むやみに怖がったり不安を抱えることはなくなるでしょう。
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「動悸」や「脈をとってみたら飛んでいた」など不整脈に気付いて不安になったことはありませんか? 不整脈はなぜ起きるのか…その仕組みを正しく理解することで、むやみに怖がったり不安を抱えることはなくなるでしょう。
不整脈は大きく分けて3つの種類があります。
不整脈が起きる原因として最も多いのは体質的なものや加齢に伴うものです。 ストレスや睡眠不足、疲労、薬の副作用なども原因となります。 不整脈は中年以上になると多くの人に現れ、あまり心配のないものと治療が必要なものがあります。
あまり心配のない不整脈
治療が必要な不整脈
不整脈の治療法はめざましく進歩し、今では大部分が治せるようになっています。 自分のタイプを知り正しく理解することは大切です。心配なさそうなものでも不整脈かな?と思ったら一度受診して医師に相談しましょう。 |
不整脈の治療法にはどのようなものがありますか?
不整脈の治療法にはどのようなものがありますか?
- ペースメーカー(徐脈の場合):体内に取りつけることで、遅くなった自分の電気信号の代わりに、心臓の外から電気刺激を与える装置です。
- カテーテルアブレーション(頻脈の場合):開胸手術せず、細い管(カテーテル)を主に足の血管から入れて、その先端から高周波電流を流し、頻脈の原因になっている心臓の筋肉の一部を焼くことによって不整脈を起こさないようにする治療法です。
- 植え込み型除細動器:体内に取りつけることで、致命的な不整脈が起きても、それを自動的に感知して止め、心臓の働きを回復させる装置です。
このほかに薬物療法があり、上記の治療と併用することもあります。
(薬剤師 斋藤 恵子)