ジェネリック医薬品

特集 No.97 2008年発行

ジェネリック医薬品とは
 病院や診療所などで使われる医療用医薬品には、【先発医薬品】と『ジェネリック医薬品(後発医薬品)』の2種類があります。

発明品に特許があるように医薬品にも特許があって、【先発医薬品】は開発したメーカーが独占的にその有効成分の薬を製造して販売することができます。しかし特許期間が切れると、他のメーカーも同じ成分の薬をつくって販売する事ができるようになります。これが『ジェネリック医薬品』です。

ちなみに欧米では、有効成分の一般名(Generic name〔ジェネリック ネーム〕)で処方されることが多いため、日本ではそれをとって「ジェネリック」という言葉で呼ばれています。
 
ジェネリック医薬品の特徴
 新しい薬の場合、成分を開発し、有効性や安全性を確認してから初めて薬として認められて発売するので、研究などにかなりの時間とお金を費やさなければなりません。

一方ジェネリック医薬品は、先発医薬品によって有効成分の効き目や安全性が確認されているため、研究などに必要な時間やお金は少なく済みます。そのため、先発医薬品に比べて薬の値段は安く決められています。

薬によっては値段にあまり差がないものもありますので、先発医薬品を使っていたときとお薬代が変わらない場合もあります。
ジェネリック医薬品の注意点
 「同じ成分で同じ効き目が期待できます」というフレーズを聞いたことがあると思います。ジェネリック医薬品は先発医薬品1つにつき多くのメーカーが製造していますので、薬の大きさや味、においなどが異なるものもあります。また、有効成分は同じですが、添加物の種類・量、製造方法などもそれぞれのメーカーで異なっているため、薬の効き方や、副作用の出方に違いが出ることがありますので注意が必要です。
 


ジェネリック医薬品に変えたいときはどうしたらいいですか?

まずは受診時に、ジェネリック医薬品を希望したいことを医師に伝えてください。変更に差し支えないとの医師の判断をもらったら、次に薬局でジェネリック医薬品への変更について相談してください。
日本ではジェネリック医薬品の使用量が欧米と比べて少ないため、情報や安定した供給が十分ではない場合がありますので、ご希望に添えないこともあります。
ひまわり薬局では、多くのジェネリック医薬品の中から安全性、流通量、価格など様々なことを検討した上でジェネリック医薬品を積極的に使用しています。
初めて扱うジェネリック医薬品の場合、薬を用意するまで日数がかかることがありますのでご了承願います。
また、全ての先発医薬品にジェネリック医薬品が発売されているわけではないことも併せてご理解いただきたいと思います。
                                              

(薬剤師 片野 智)