バラの花の効能

コラム No.192 2024年5月発行

暖かい季節になり、北海道では様々な花が咲き始めています。

なかでもバラの花は5月頃から開花し始め、品種によっては秋ごろまで長い期間楽しむことができます。

今回はバラの香りの効能、食べる(飲む)ことによる効能についてご紹介します。

バラの香りには主に3つの効能があると言われています。

1つ目はリラックスです。

バラにはティーローズエレメントという成分が含まれており、ストレス軽減や鎮静・安眠など精神面を和らげる作用があります。

2つ目は記憶力を高める作用です。

ドイツのリューベック大学の研究で記憶力の向上が報告されています。
3つ目は美容です。

女性ホルモンのバランスを整えることやポリフェノールが多く含まれていることによりエイジングケアに優れています。

バラの香りは香水やシャンプー、ハンドクリームなど日用品の香料として様々なところで使われているので試してみてください。

また、バラの花びらには高い栄養価があることも知られています。

ビタミンCはレモンと同量、血液をサラサラにするケルセチンは玉ねぎの約2倍と美容と健康にすぐれた栄養素がたっぷりあるので、食用バラとして楽しむこともできます。
日本だけでなくヨーロッパなど世界中で育てられており、ジャムやゼリー、ローズティーとして使われます。

食用バラは生産量が少なく入手が困難ではありますが、興味がある方はご自身の庭やベランダで育ててみてもよいかもしれません。
ただし、バラ科の果物や香りでアレルギーの出たことがある方は注意が必要です。


みなさんもバラの様々な効能を目的に合わせて活用し、生活の質を高めてみてはいかがでしょうか。

(事務 町田 茉夕)

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