民医連綱領学習2月全職員集会を開催しました
2020年3月6日
トピックス
北海道保健企画では、2019年5月より「民医連の綱領と歴史を学ぶ大運動」に取り組んできました。その総決算として、2月3日(月)に北海道民医連小市健一会長を講師に全職員2月集会を開催し、各事業所からTV会議参加も含め72名の職員が参加しました。
小市会長は、北海道民医連・北海道勤医協の歴史と医師としての歩みを重ね合わせながら講演され、山梨勤医協再建にむけて北海道で取り組んだ支援活動から、全国の仲間の連帯や民医連のすごさを実感した当時のエピソードを紹介。また、様々な困難を克服し発展させてきた歴史、札幌市白石区で起きた母親餓死事件から見える福祉の矛盾や、社会情勢とともに医療保険制度改悪の中で負担増が強いられてきたことにも言及されました。イラク人質事件から吹き荒れた「自己責任論」により、生きづらい社会になっている現状を変える必要があること、人権と社会保障の発展をめざす共通項と個々の職員の多様性を尊重することの大切さを強調されました。最後に綱領のもとに若い力と経験豊かな智恵を結びつけて未来を創ろうと呼びかけられました。続いて東区薬局とライフサポートから、職員がチューターとなり学びを深めた学習会の様子が報告されました。
参加した職員からは、「綱領にもとづいた実践を聞くことができ、綱領の理解が深まった」「生きづらい社会を変えなければいけない」といった感想が寄せられました。民医連の歴史と綱領を学ぶ大運動は一区切りを迎えますが、学ぶことに終わりはありません。今後もあらゆる場面で学習を継続し、綱領に掲げられている無差別平等の医療と福祉の実現に向け、綱領と日々の医療活動を結びつけて全職員で取り組みをすすめていきたいと思います。
(本部事務局)