全日本民医連 職員の健康を守る交流集会に参加しました
11月6日(土)全日本民医連が主催する「職員の健康を守る交流集会」に参加しました。
新型コロナウイルスの流行により職員のメンタルヘルスケア、職場づくりはより重要になっています。全国の安全衛生担当者が集まって日頃の悩みや課題を共有することで、よりよい職場環境をつくることを目的に開催されました。
当日は全国から300名近い仲間が参加し、愛媛民医連の今村先生からの問題提起で開会、2002年の総会で確認された「職員の健康管理の対策を強化する方向性」と今回10回目を迎えた「職員の健康を守る交流集会」開催の取り組み、2度の震災を通して課題となった災害時の職員の健康管理、新型コロナウイルスの流行から「新型コロナウイルス感染症に関する職員のヘルスケア指針」など全日本民医連の取り組みが紹介されました。特にこの1年は新型コロナウイルスとのたたかいであり、コロナ禍における職員の孤立に対する取り組みや知恵と工夫の経験交流が重要であること、法人管理者の健康を守る取り組みが課題であること、安全衛生委員会の取り組み強化が必要不可欠であることなどが話されました。続いて学習講演として、北海道の田村修医師からはSOC(sence of coherence:首尾一貫感覚)を中心に新型コロナウイルスの心の影響などが話され、九州の田村昭彦先生からは、民医連だからこそ職員の健康を守りぬく必要があることが強調されました。
後半は少人数に別れてのブレイクアウトセッションが行われ、問題提起と講演を聴いての感想交流と、健康職場づくりやそれぞれの現場における困難事例の交流を行いました。職場でのハラスメント事例では、参加者みなさんが頷くような事例もあり、対応についてのアドバイスが提案されるなど貴重な交流時間となりました。健康で働きやすい職場づくりを引き続き進めていきたいと感じました。
(本部事務局 A.M)