第16回全日本民医連学術運動交流集会in石川に参加しました
第16回全日本民医連学術運動交流集会が10月13日、14日に石川県で開催されました。今年度は感染対策を十分に行いながら
数年ぶりに現地で集まることができました。1日目の午前は「最後まで住み慣れた地域で:多職種協働が支える在宅活動より」
という記念講演があり、午後は各部門にわかれてポスター発表をしました。
記念講演では、「病院死から在宅死」へ移り変わるなかで、医療者としてどのような支援が求められているのかを聞き、在宅
医療に携わるうえでの意識の変化や在宅医療の捉え方を考えさせられる良い機会になりました。
ポスター発表は「インスリン製剤・SU剤の使用患者に対する調剤後フォローアップの取り組み」という演題で発表しました。
内容としては、患者さんに薬を渡した後の電話等によるフォローアップの重要性と必要性を検証したものです。発表後に受けた
質問で「電話によるフォローを断った人の、その後の経過を知りたい」では、電話フォローが難しい人ほど来局時にしっかりと
体調変化等の聞き取りが重要であることを気付かされ、これまではその部分が疎かになっていなかったかと反省しました。今後
はその点に注意しながら患者さんと接していきたいと思います。
2日目はテーマ毎にわかれてセッションを行いました。私はLGBTQに関するテーマを選びました。そこでは、SOGI「性的指向
と性自認という意味で、LGBTQの人もそれ以外の人も全員含めて当事者」という考え方があること、ALLY「仲間・味方という
意味で、LGBTQに共感し寄り添いたいと思う人」になるために、まずLGBTQの人が生きやすい職場環境を作ることが重要だとお
話がありました。
ここ数年はコロナ禍のため他県の職員と関わる機会はありませんでしたが、今回は現地での開催となったことで、同じ志を持つ
民医連の職員がこんなにも多くいるのだと実感することができました。今回の学運交で学び・気付かされたことを生かし、今後も
民医連職員として患者さんと向き合っていきたいと思います。
東区ひまわり薬局 (R.N)