原水爆禁止世界大会2024(広島)の参加報告会を開催しました。(パート1)
9月2日、原水爆禁止世界大会(広島)に参加した3名の報告会を開催しました。今年はコロナ以降、5年ぶりに現地派遣と
なり、参加した職員から豊かな経験を得られたことが報告されました。参加した職員の報告を3回に分けて掲載します。
8月3日から原水禁に参加してきました。東区支部は9名の職員、友の会員さんが参加していましたが、他の支部では小学生が
参加していて驚きました。
現地に入り、開会総会に参加しました。オンライン参加も含め約5000人も参加している大きな大会でした。総会後は、東区の
事業所で用意してくれた千羽鶴を「原爆の子の像」へ納めに行きました。掛ける場所が見当たらないほど全国からたくさんの
千羽鶴が納められていて、平和を願う多くの人の想いを感じることができました。
その後、原爆資料館に行き、被ばくしたことで舌に出欠斑ができて亡くなってしまった兵士のことや、黒い雨に打たれたこと
で髪の毛がなくなってしまった幼い姉弟の事を知り、原爆の恐ろしさと平和とは何かについて考える時間となりました。
2日目は分科会や青年交流会に参加し、アメリカやフィリピンから参加している海外の代表者と交流しました。その方から、
「核兵器は平和と秩序をもたらすものではない、平和は対話が1番であり、核兵器を持たないことが1番の近道」と語っていた
ことが印象的でした。
3日目は閉会総会に参加し、小さな子供が平和の歌を歌ったり、全国各地の高校生から動画で届いた平和宣言を見たりしました。
沖縄の高校生からは、米軍基地に所属する米兵による事件がなくならないことに触れ、早くこのような被害がなくなりますように
と平和を願っていました。
大会を通じて多く事を学び経験させていただきました。特に被爆者の方のお話を聞けたことはとても貴重なことでした。また、
原爆ドームや資料館に行き、自分で見て聞いて学んだことは大きな財産になりました。聞いたこと、新たに知ったことをただ知識
として覚えておくのではなく、次につなげるために何をすべきか、どのような形で残していけるかを考えていかなければならない
と感じました。「知識を得ること、真実をしること、行動に移すこと」この3つのことが平和への第一歩だと思っています。
札幌に戻ってきてからは、札幌駅で行われた平和行動や、パレスチナの平和を願う街頭宣伝に参加し、第一歩を踏み出しました。
これからも平和を願い、行動を継続していきます。
北海道保健企画本部 事務 (K.Y)