原水爆禁止世界大会2024(広島)の参加報告会を開催しました。(パート3)
9月2日、原水爆禁止世界大会(広島)に参加した3名の報告会を開催しました。今年はコロナ以降、5年ぶりに現地派遣と
なり、参加した職員から豊かな経験を得られたことが報告されました。参加した職員の報告を3回に分けて掲載します。
8月5日から始まった原水禁世界大会に参加し、大会を通じて様々なことを学ぶことができました。特に分科会で学んだ平和
活動における3つの柱(「知識を得る」、「真実を見る」、「行動する」)について強く印象に残ったため、それに沿って自分なり
の考えをまとめ、報告会で発表しました。
「知識を得る」
原爆が落とされた当時の広島の状況や原爆の威力を調べることで核の恐ろしさを学びました。そして、今の札幌に落とされ
たらどうなってしまうのか疑問に思い自分なりに検証してみました。熱線は、1.2km以内では即死、3.5km離れても火傷となる
威力があり、被害は札幌駅周辺はもちろん北は北24条駅、南は中島公園駅まで広がることがわかりました。
「真実を見る」
日本はなぜ核兵器禁止条約に反対しているのか?について疑問に思い、核の傘に依存してきた歴史を振り返り、学んでみま
した。核に依存してきた歴史はあっても、1つの過ちにより世界が滅亡してしまうことは明らかであり、核抑止に頼ることは平
和をもたらすものではありません。核抑止に頼らない平和な社会を実現していくためには、国民が主体となって動いていくこと
が大切なことだと思いました。
「行動する」
被爆者の経験を聞き、語り継ぐこと、核兵器禁止条約へリーダーシップを発揮することなど、唯一の戦争被爆国である日本だ
からこそ取り組める活動があり、それを世界が期待していると思います。何か活動を起こすことは勇気が必要で難しいことかも
しれませんが、まずは自分の周りの人に現状を伝え、広めていくことを大切に活動していきたいと思います。
東区ひまわり薬局 薬剤師 (S.O)