夏野菜の効用

コラム No.157 2018年7月発行

ブロッコリー、なす、トマト、きゅうりのイラスト

この冬の野菜の高騰は記憶に新しいところですが、新鮮な野菜が出回る季節になりました。家庭菜園の野菜も、そろそろ収穫を迎えますね。
野菜には体に必要なビタミン類が豊富に含まれていますが、それ以外にも野菜の効用として昔から知られているものがあります。


ナスやキュウリ、トマトなどには体の熱をとる作用があります。さらにトマトには紫外線から体を守る作用もあり、暑い季節にはぴったりですね。

また、キャベツ、レタス、ブロッコリーなどには、胃腸の機能を整え、消化吸収を助ける作用があると言われているので、夏バテなどで胃腸が弱っているときに向いているといえます。

これ以外にも野菜には、免疫作用を高める、体を潤す、心をおちつかせるなどいろいろ効用のあるものがあります。
この季節、新鮮な野菜を生で食べるのもおいしいですが、電子レンジで加熱して温野菜にすると比較的栄養分が失われず、かさが減るのでたくさん食べられるというメリットがあります。ただし、野菜にはカリウムが多く含まれているものがあるので、医師に血液中のカリウムが高いといわれている方や腎臓病の方は摂りすぎに注意が必要です。このような方が野菜を食べる時は、流水に20〜30分ひたしたり、一度ゆでてゆで終わったお湯は使わずに捨てる(ゆでこぼし)など調理にひと手間かけるといいでしょう。
新鮮なものが出回り、価格の安い今の季節にはたっぷりと野菜を摂りたいものですね。

(薬剤師 在原  晶子)