季節によるキャベツの違い

コラム No.161 2019年3月発行

年中スーパーに並んでいるキャベツですが、出荷時期によってそれぞれ特徴があることはご存じでしょうか。
一般に3〜5月に出荷されるものは「春キャベツ」、7〜8月に出荷されるものは「夏キャベツ」、1〜3月に出荷されるものは「冬キャベツ」と呼ばれています。春キャベツは、丸みのある形で葉の巻きがゆるく柔らかいところが特徴で、関東〜九州など各地で栽培されています。

夏キャベツは、扁平で葉の巻きがしっかりしていて柔らかいという特徴があり、長野県や群馬県の高地で栽培される「高原キャベツ」が有名です。

冬キャベツは、夏キャベツと同じく扁平で葉がぎっしりと詰まっていますが、春キャベツ・夏キャベツと比べると葉はややかためです。


北海道では和寒町の「越冬キャベツ」が有名です。キャベツにはビタミンCやビタミンK、カルシウム、ビタミンUなど、たくさんの栄養素が含まれており、祖先は薬用効果の豊富さでしばしば話題になる野菜「ケール」だと言われています。



3月は春キャベツの出荷時期となり、これから店頭にたくさんの春キャベツが並んでくることでしょう。


春キャベツは葉のやわらかさから、サラダなど生での食べ方に向いています。

もちろん炒めたり煮たり様々な食べ方も楽しめますので、ぜひいろいろな調理方法で春キャベツを堪能してはいかがでしょうか。

(事務員 岡田理科)

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