オーソライズドジェネリック(AG)をご存知ですか?

コラム No.185 2023年3月発行

薬局で薬をもらう際に、薬代が高いと感じたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ひまわり薬局では、患者さんの自己負担の軽減のために、ジェネリック医薬品への変更をおすすめしています。


ジェネリック医薬品がどのような薬かについては、ご存知の方も多いかと思いますが、改めてご説明します。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後に製造が開始される、先発医薬品と同じ有効成分の薬のことです。


研究開発にかかる費用が低く抑えられることから、薬価が低く設定されており、患者さんの自己負担の軽減につながっています。

一方で、ジェネリック医薬品は添加物、製造方法が先発医薬品と異なる場合があることから、不安視する方もいらっしゃいます。


そうした中で、「オーソライズドジェネリック(以下、AG)」が注目を集めています。

AGとは、先発医薬品メーカーから許諾(Authorize)を得て後発品メーカーが製造した医薬品です。ジェネリック医薬品と同様に薬代の自己負担を下げられるだけでなく、有効成分、添加物、製法が先発医薬品と同一であることが大きな特徴です。また、AGは先発医薬品の特許が切れる前に発売されることもあります。

しかし、全ての薬でAGが発売されているわけではなく、まだまだ種類が少ないのが現状です。


ジェネリック医薬品もAGも、医療費をおさえ、患者さんが安心して治療を受けることを可能とする、新たな選択肢になると思われます。
ジェネリック医薬品やAGについて、薬剤師にお気軽にご相談ください。

(事務 佐藤 裕香子)

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