タケノコ(筍)について

コラム No.191 2024年3月発行

春に旬を迎える野菜・果物が美味しい時期になってきました。

タケノコはその1つで、山菜採りで掘ってきたり市販の加工された形で手に取ったりするのではないかと思います。


食用タケノコとして一般的に店頭でよく見るのは孟宗竹(もうそうちく)と言われるものです。

その他に北日本で多い根曲がり竹(別名:笹タケノコ)と言われる細長い種類もあります。

掘りたてだと生食が可能ですが、掘ってから時間がたつとえぐみが強くなるので、あく抜きをして食べるのが一般的です。

タケノコに代表的な栄養素としてはカリウム、食物繊維、アミノ酸です。

カリウムは血圧・むくみ調節に関与しています。

カリウムの摂取量を気にする人でも、細かく切って水に触れる部分を多くしたり水煮タケノコを使えば、茹でタケノコで食べるよりもカリウム量を減らす事が可能です。


食物繊維は便秘改善に効果的です。

タケノコ100gあたり約3g入っていて、食物繊維が多いと言われるキャベツ同量と比較して約2倍です。


さらに、縦に2つに切ったときの切り口や市販の水煮表面に白い粉がついていることがありますが、これはチロシンというアミノ酸で、気力・集中力アップや疲労回復効果があるとされています。

アクと間違いがちですが、食べても問題ないものです。

タケノコはごはんと一緒に炊いたり、煮物・炒め物・和え物にしたりと様々な調理方法で食べることが可能です。

消化が良くないので食べ過ぎによる便秘や下痢に注意が必要ですが、100gあたり約30kcalと低カロリーで食物繊維を多く含むことから満腹感も得られるのでダイエットにも効果的です。成人の食物繊維目標量は男性1日21g、女性1日18g以上と言われていますが現代人の摂取量は平均13g前後なので、ぜひこの美味しい時期にタケノコを食べてみるのはいかがでしょうか。

(薬剤師 川淵 朝奈)

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