気候変動による自然災害への意識、備えを心掛けましょう
近年、「地球温暖化」が深刻となり、その影響で今年の夏も厳しい暑さになる見込みで、北海道も真夏日が増え、熱中症等に十分な注意が必要となります。最近では「地球温暖化」の他に「気候変動」という言葉も耳にします。
「地球温暖化」は気温や海水温の上昇を示しますが、「気候変動」はさらに雨の降り方なども含めた気候の変化を指しています。
昨年は北海道で十勝地方と釧路地方で初めて「線状降水帯」が確認され、統計開始以来最大量の大雨となり、地盤崩落や倒木等による通行止めや酪農への被害も発生しました。
線状降水帯とは、発達した雨雲(積乱雲)が1本の帯状に連なって数時間に及びほぼ同じ場所で通過・停滞し、強い雨を降らせ続ける現象です。
気温が1℃上昇すると大気中に含まれる水蒸気の量が7%増加するとされています。
海水温が上昇すると大気中への水蒸気の供給が増加し、より多くの水蒸気が陸地に運ばれることで線状降水帯の発生頻度が増加していると考えられており、地球温暖化は線状降水帯の増加にも大きく関与されていると考えられています。
気象研究所の調査によると、集中豪雨の発生頻度は過去45年間で比較すると年間では約2.2倍、月別では7月で約3.8倍に増加しています。
梅雨期の集中豪雨事例の増加が顕著で、その大半は線状降水帯によるものとされています。
線状降水帯の発生により、通常の大雨とは比較にならない程の被害をもたらす可能性があります。
自然災害への意識を持ち、避難場所の確認や防災グッズの準備、日頃からの情報収集など防災意識を高め、突然の災害にも対応できるように備えておきましょう。
薬を服用中の方は、おくすり手帳を持ち歩き、服用中の薬の情報等を記録・確認できるようにしておくことで災害時にも役立ちます。
(苫小牧ひまわり薬局 事務長 大野 尊充)
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