2011年原水爆禁止世界大会に参加して

トピックス 2011年9月13日 トピックス

原水禁世界大会の報告
               伏古ひまわり薬局  川辺 惠介

米国による広島・長崎への原爆投下から66年を迎えた今年の原水禁世界大会は、3・11東日本大地震の影響で起こった福島第一原発の事故のこともあり非常に重要な大会になりました。
今回の原水禁世界大会の中での長崎市長・田上富久さんの話に印象的な言葉がありました。私たちは微力だが無力ではないという言葉です。ひとりひとりの力は小さいものですが、力を結集することによって、やがて大きな光の道筋が見えてくるということを意味します。まさにこの言葉通りで、私たちの日々の活動も市民社会が力を合わせて世論を高めることによって、いずれ実を結んでいくと思います。そのためにも継続的にアクションを起こし、継続して社会に訴えかけていくことが大事です。
ノーモア長崎、ノーモア広島、ノーモア福島、ノーモア被爆者という言葉をたくさんの方が訴えていました。これ以上核兵器の悲劇を繰り返さないために、世界で唯一の被爆国である我々日本人は、過去の歴史を風化させることなく、世界中に訴えていかなければならないと思います。
私は世界の人々がこれ以上被爆によって苦しむ姿を見たくはありません。原水禁世界大会のメインテーマである、核兵器のない平和で公正な世界の実現をめざすために、何ができるかを深く考え、実践していくことがこれからの私たちの務めであると思います。