2021年 全職員11月集会を開催しました!

トピックス 2021年12月7日 トピックス

 2021年11月29日(月)ひまわり薬局で取り組んだ秋の大運動の総括を共有する「全職員11月集会」をZoomによるオンラインで開催し、過去最大となる73名の職員が参加しました。


 最初に、北海道生活と健康を守る会連合会 副会長の細川久美子氏より「コロナ禍の中での住民の生活実態と私たちの運動」というテーマでご講演いただきました。コロナ禍で収入が激減した人たちの悲痛な声や、いのちや暮らしを守るために行政へ働きかけた様々な事例が紹介されました。定額給付金の新生児への適用や、新型コロナによる収入減の場合国保料を減免するなど、いちはやく行政への働きかけを行うことで検討・実現させた経験を聞き、たたかうことや行動を起こすことの大切さを改めて実感しました。


 続いて、事業所からの取り組みの報告がありました。ひまわり薬局では、9月~10月にかけて、医療機関で無料低額診療制度を利用されている患者さんや気になる患者さんに対し、電話や来局時に「困り事や心配事」を聞き取るアンケート調査を行いました。例年は訪問による調査でしたが、コロナ禍により今年は電話を中心とした聞き取り調査へ切り替えました。各事業所からは全職員が取り組みに参加できるような様々な工夫や、特徴的な困難事例が紹介されました。特に菊水ひまわり薬局では、ろうあ患者さんへの聞き取り調査を行い、コロナ禍で新しい手話や聞きなれない単語が多くあり苦労しているなど、ろうあ患者さんならではの困り事があることが報告され、新たな気づきとなりました。


 最後に、札幌市へ無料低額診療制度を利用する患者さんの薬代助成を求める要請行動の報告がありました。札幌市は無料低額診療制度の薬代助成が認められていません。現在北海道では、苫小牧市・旭川市・帯広市・東神楽町・東川町・浦河町の3市3町が薬代助成を実施しています。今後、札幌市への申し入れとあわせて、市議会への要請行動の具体化を図っていくことも報告されました。札幌市での薬代助成を勝ち取るまで絶対に諦めてはいけないことを全職員で共有しました。

                                                       (本部事務局 T.F)