全日本民医連 新卒薬剤師研修会に参加しました

薬剤師の皆さま 2022年7月11日 トピックス


 全日本民医連新卒薬剤師研修会は、全国の1年目の新人薬剤師を対象として毎年開催されています。今年は新型コロナウイルス感染症のためZoomを用いたオンライン開催となりました。

 はじめに、全日本民医連副会長の根岸先生より「日本国憲法と民医連綱領」についての講義を受けました。根岸先生の講義の中で、病の原因の原因を知る「SDH」という概念について学び、それを行うためには患者さんとのコミュニケーションの中に散りばめられたヒントをもとに、生活状況や社会的貧困に気付き、その人を病気に至らせているのは何かを知る必要があると聞き、とても参考になりました。

 次に、病院・調剤薬局それぞれに勤務している2名の先輩薬剤師からの応援のメッセージを聞きました。3年、4年目となる先輩方が1年目の時に何を感じ、何を用いて学んでいたかを知ることのできる貴重な体験でした。

 また、研修の中で、同じグループの中のメンバーとディスカッションを行い、感想や意見交流、講師の先生に対しての質問を考える、などに取り組みました。その中で個人的に興味を抱いたのは、同じ1年目の薬剤師ですでに鑑査投薬を1日に15件ほど行っている方がいたということでした。この時点で自分はまだ調剤しか行っていなかったので、うらやましい限りでした。

 最後に、自分の理想としている薬剤師像をフリップに記載して、皆で画面の前に提示し研修は終了しました。まだまだ分からないこと、出来ないことは多いですが、焦らず自分のペースで、理想としている薬剤師像に近づけるように精進していきたいです。


(苫小牧ひまわり薬局 薬剤師 K.N)