３年目職員学校に参加しました。

　７／６（木）に、2023年度３年目職員学校に参加しました。この研修は、道央圏の民医連法人合同で行う研修で、入社3年目の職員

を対象としています。

　研修では、人権について学びました。「人権を意識した看護実践」という講義ではSVSアクションシートの活用について教えてもら

いました。SVSとは、社会的バイタルサインと言い、「Social vital Signs」の略です。このシートを活用することで、患者さんの人間

関係や仕事、衣食住、価値観や性格などの社会的背景において、「なにが起きていて、なぜ起きていて、今後どのようにするのか」を

項目別に確認することができ、他職種との情報共有やSDH（健康の社会的決定要因：Social Determinants of Health）の視点でどこ

に問題があるのかを追及することできます。

　このシートを用いることで、患者さんへの理解が深まり、対応が難しい患者さんに対しこれまでもよりも深い介入ができるようになっ

たそうです。この話を聞き、患者さん個人に歩み寄って考える重要性を学ぶことができました。

　講義のあとにはグループワークを行いました。病院で働いている職員が多く、看護師や事務などの同世代の職員が経験してきたことを

直接聞くことができたのはとても良い機会でした。

　今回の研修を通して、薬剤師として患者さんの生活や社会的背景を考えながら向き合うことの大切さを理解できました。私もできるだ

け、患者さんの人権を守るお手伝いができるよう努力を続けたいと思います。

（菊水ひまわり薬局　T．K）