原水爆禁止世界大会に参加しました(パート1)

2023年9月8日

 8月7日から開催された、原水爆禁止世界大会に参加しました。Webでの参加となりましたが、世界中で核兵器を廃絶する

ために活動している方々や現地の被爆者の話を直接聞くことができ、様々なことを学ぶ機会になりました。

 核保有国や核依存国など、核廃絶に対して消極的な立場を取っている国々は、核兵器は戦争に対する「抑止力」として効果的

だと主張しています。しかし実際には、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻のように、核兵器は戦争に対する抑止力としてで

はなく、侵略行為のための威嚇の道具として使われ、人々が紛争に巻き込まれる要因の一つとなっています。核対核という認識

が一般的となり、世界中で核開発・核配備が進むことで、核兵器の脅威について人々の認識が薄れていく危険性があることを学

びました。

 被爆者の話からは、核兵器は想像するのも恐ろしいと自分自身が感じる程、非人道的に人の命を奪っていくことがわかりまし

た。被爆による後遺症に苦しみ、被爆したことで子や孫の命まで奪われてしまう悲しみを切実に感じました。また、被害者であ

るはずの被爆者が差別を受けたり、被害者はいるのに罪に問われる加害者はいないことに、被爆者の強い無念さも感じました。

 核兵器の使用はどのような結果をもたらすのか、単に『非人道的』や『悲惨』などといった言葉で片付けるのではなく、被爆

者が直面したことを聞き、一人ひとりが核兵器に対する恐怖心を持ち、核兵器が何をもたらすのか、本当に存在していいものな

のか、核兵器の現状も踏まえた上で考える必要があると思いました。


北区ひまわり薬局(M.A)