原水爆禁止世界大会に参加しました（パート3）

　8月７日、８日に開催された原水禁世界大会にオンラインで参加しました。多くのことを学ぶことができましたが、一番印象に

残ったのは被爆者の方の体験談でした。

　我々がよく映像や写真などで目にするのは、原爆が落ちた直後のきのこ雲が立ち上がる場面だと思います。熱風や爆風で非常に

多くの人々が犠牲になりましたが、本当に大変だったのはその後だったそうです。原爆は、外傷だけではなく心にも大きな傷を与

えたと被爆者の方はお話されていました。常に白血病になるかもしれない恐怖と隣り合わせで、先が見えない不安を抱えながら生

きてきたそうです。いつ死ぬか分からない、努力しても無駄だという思いから、夢をあきらめた方もいたそうです。

　私たち２０代、３０代は戦争を体験していない世代です。語り部の高齢化が進み、戦争を体験した人から直接お話を聞くことが

難しくなっています。戦争や原爆投下は起こった事実しか知らず、被爆者の心までは知ることができませんでした。直接お話を聞

くことができて本当に良かったです。今度は私たちが次の世代に伝えていき、同じ悲劇を繰り返さないようにしなければならない

と思いました。

菊水ひまわり薬局　（H．O）