原水爆禁止世界大会に参加しました(パート4)

2023年10月6日

 今年は長崎で、原水爆禁止世界大会が開催されました。私は、事前学習会と開会総会、ナガサキデーにZOOMで参加しました。

 事前学習会では、北海道被爆者協会の方のお話しを聞きました。その方は、実際に広島で被爆した生存者です。「核兵器の本当

の恐ろしさは、被爆時に無傷であっても後に白血病で亡くなること。被爆者に、自分がいつそうなってしまうのかという強い恐怖、

不安をもたらしたことである」と仰っていました。生存者の方から直接お話を聞き衝撃を受けました。それまでは、原爆といえば

焼け跡や原爆ドームなどの目で見える被害が強く印象に残っていましたが、目には見えない精神的な恐怖と被害があったことを初

めて知りました。

 開会総会とナガサキデーには海外の方も多く参加しており、発言したほとんどの方がロシア、ウクライナの戦争に触れて核兵器

廃絶と平和を訴えていました。核兵器禁止条約は発効されたが廃止条約が締結されない限り核兵器は根絶できない。核兵器に脅か

された唯一の戦争被爆国である日本こそが、批准国になるべきではないのかという言葉が特に印象的でした。また、韓国原爆被害

者協会の方の話を聞き、両親の都合で日本に滞在中に被爆した外国人が存在していたことを知りました。

 原水爆禁止世界大会への参加を通して、平和について考えることができました。私は大会に参加するまで核兵器禁止条約につい

て何も知りませんでした。終戦から78年が経ち、被爆者の平均年齢は85歳になり広島、長崎への原爆投下の記憶が風化されていく

ことが懸念されています。私たち若い世代が、世界情勢に興味を持ち、平和活動などに参加することで、被爆者たちの思いに寄り

添い、核兵器のない世界が実現できるよう積極的に行動していこうと感じました。


東区ひまわり薬局 (T.H)