原水爆禁止世界大会に参加しました(パート5)

2023年10月6日

 長崎で開催された原水禁世界大会にオンラインで参加しました。最も印象に残ったのは、発言された方のほとんどが

核抑止の危険性を訴えていた姿でした。

 国家間の関係において核を保有し、その脅威によって牽制し合うことで核を互いに使用できない状態を作り出す核抑止

は、ただの一度でも核が使用されることがあれば、その関係は破綻し、世界中の数えきれないほどの人々がその被害を受

けることになるのは明白であると思います。その様な事態に陥らせないためにも、核抑止はあまりにも脆弱であり、非常

に危険であることを理解することが必要です。その上で、全ての国が核を棄てて対話によって国際関係を築いていかなけ

ればならないと思います。そして、それを強く主張することができるのは、唯一の戦争被爆国である日本です。

 開会総会では、長崎で被爆された方の体験を聞くことができ、家族が亡くなっていく恐怖、子や孫までもがその影響を

受けてしまう絶望を知ることができました。多くの犠牲者を出してしまった日本だからこそ、この事実や経験を風化させ

ないように語り継ぎ、世界へ訴えていかなければならないのだと思いました。民医連職員として、多くの人々を傷付ける

戦争や核の使用、所持に反対し、原水禁世界大会のような機会により学びを深め、発信していかなくてはならないと思い

ました。


苫小牧ひまわり薬局 (K.M)