5年目職員学校に参加しました。
9月21日に開催された5年目職員学校に参加しました。研修には、薬局の職員の他に病院に勤めるさまざまな職種の方も参加
していました。研修の目的は、入職してからの4年間の振り返り、今後の医療・福祉活動について考え自らの世代の目標と課題
を同世代の中で語り合い明らかにすることです。
前半の講義は、医療法人社団五稜会病院の中村亨先生から『出せますか?仕事への意欲』というテーマで仕事へのモチベーシ
ョンの出し方、意欲を引き出すメカニズム等についての講演を聞きました。この講義を受け、モチベーションのアップのカギは
『自己決定感』にあり、自分で判断・行動しているという感覚が意欲を高めるということを初めて知り、自分も日頃から、やる
べきことを自らの頭で能動的に考えてモチベーションを上げるよう意識したいと思いました。
後半は、『日常活動から憲法を学ぶ』というテーマで5名の講演者の方々から、病院や歯科、薬局、協同組織などそれぞれの現
場の視点から見た憲法、人権のあり方についての講演を聞きました。各現場での実態を知り、改めて貧困により引き起こされる
健康格差の深刻さを痛感しました。この問題を改善するために、日々の業務において「無差別平等の医療」の心を忘れないのは
もちろん、社会問題としてこの実態を発信する役割が私たち医療関係者には求められていると感じました。
最後は、『人権』というテーマでグループに分かれ自分たちの経験談や職場での課題について話し合いました。普段関わらな
い職種の方々と意見交流ができる貴重な時間になりました。それぞれの職種、立場ならではの気づきや事例が多く挙がり、医療
はチームで行なわれていることを実感しました。
研修を通して、人権を尊重した医療・福祉の実現のために各現場が力を合わせてさまざまな困難と立ち向かっていることを知
りました。また、自分もその一員としてできる事は何かをよく考え、日々の業務の中で行動に移していきたいと思いました。
新道ひまわり薬局 (M.H)