インターバル速歩をご存知ですか?

コラム No.167 2020年3月発行

北海道の長い冬もようやく終わりが近づき、春の訪れを感じられるようになってきました。雪の多い時期は必要以上に外出を控えて運動不足になりがちだった方も多いと思います。


雪が解けてから運動不足解消に比較的簡単に取り組めるものとして、ウォーキングがあります。しかし、厚生労働省の健康日本21で推奨している1日歩数は、成人男性で9,200歩、成人女性8,300歩、高齢者男性6,700歩、高齢者女性5,900歩となかなか簡単には達成できない目標となっています。
そこでおすすめしたいのが、NHKきょうの健康でも紹介された『インターバル速歩』です。インターバル速歩とはゆっくり歩き3分間のあと、はや歩きを3分間行なう6分間を1セットとしてこれを繰り返すという歩き方です。1日5セット、週4日以上行なうと普通のウォーキングと比べて持久力や太腿の筋力の向上・血圧の低下などの効果が報告されています。まとまったウォーキングの時間をとれない人でも、駅やバス停まで歩くときや買い物に行くときなどに1セットずつ意識しながら歩くことで比較的気軽に取り組める内容となっています。まずはインターバル速歩で筋力の維持を図ってみてはいかがでしょうか。


運動前は怪我の予防のためにアキレス腱などのストレッチも忘れずに行いましょう。

また、運動後30分以内に牛乳などの乳製品を摂取すると効果アップが期待できると言われています。

ひまわり通信No.163で紹介しましたが、加齢により心身が衰えるフレイルが近年注目されてきています。フレイル予防のためにも雪解けとともにインターバル速歩に取り組んでみませんか?

(事務 中島 拓也)

※記載された情報は発行日時点の情報です。
ご覧になった時点と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。